2013年10月2日水曜日

事務局ニュース No.11

第3回全国合研福岡県実行委員会報告 part.1

9月21日土曜日、第3回福岡県実行委員会を開催しました。今回の会議では、神奈川合研の報告、福岡合研の企画等について話し合いました。紙面の都合上、part.1 では神奈川合研の感想と福井さんのアピールを掲載します。


保育園だけのつながりではなく、他団体との取り組みで文化行事を取り組んでおり、圧巻だった。
神奈川の男性保育士の多さに驚いたし、元気をもらった。福岡からの参加というと、来年、行くからねと声をかけてもらい、合研ってすごいと思った。
いたるところにゴーケンジャーがいて、合研を盛り上げていた。衣装さえあれば、誰もが変身できる。福岡でもやってみたい。

合研のアイドルゴーケンジャー
構成劇では、感激して涙が出た。この涙は、ここまで作るのは大変だっただろうと思ったのと、これから始まる合研に向けてのものもあったと思う
構成劇では、感激して涙が出そうになった。ここまで作るのは大変だっただろうということが伝わったし、来年の福岡合研に向けて大変になるぞという涙だったかも。
子どもたちが舞台にあがっており、子どもたちの出番があると保護者も参加する
「おいしいもんも待っとうよ」と言ったからにはお弁当は福岡ならではのもの、おいしいものを選んでいきたい。

福岡アピール こばと保育園 福井英二さん あいさつ
山笠があるけん博多たいの福岡です。1999年九州はひとつを合言葉に全国合研は、初めて関門海峡を越え、九州で行われました。あれから、15年。大会フォーラムで述べられたように新制度は2015年度施行に向け、来年5月から各地方自治体は条例づくりの山場を迎えます。その運動をどれだけ全国に広げるかが福岡合研の成功の大きな鍵になる、その来年8月2・3・4日福岡で再び九州・福岡で合研を開くことになりました。全国の保育仲間のみなさん、保育の歴史を紐解くと保育の原点は明治時代の炭鉱労働の中から生まれました。無認可の託児所が炭鉱から生まれたのです。赤ちゃんをおんぶしたお母さんが石炭を掘る労働にかり出されたのです。福岡の図書館にその頃の資料として残っています。その炭鉱が最もおおかったのは、福岡です。炭鉱で生まれた保育所は、その後多くの人たちの運動で今日の素晴らしい公的保育制度を生み出していったのです。しかし、その公的保育制度が、最大の危機を迎えているこの時期に、合研を九州福岡で引き受けられるのはとても光栄です。さて皆さん、40年ほど前ポストの数ほど保育所をというスローガンのもと、公立保育所を増やす運動が広がっているときに、元祖横浜方式通称知る人ぞ知る福岡方式を打ち出したのが福岡市でした。公立では無くて、安上がりにできる民間活力を導入し、市の土地を無償で貸し、経営者を募集するやり方で福岡市は保育所を増やしたのです。その結果、園との直接契約という自由契約児がたくさん生み出されました。現在、福岡は認可保育園を増やしています。250名を超える保育園が20か所を超えています。ひと園平均定員数160名、全国1位です。全国平均は90名台です。こんな福岡の状況ですが、児童福祉法24条第1項を残す運動は、福岡市の保育業界が大きな役割を果たしました。子どもたちの最低の利益を守る一致点で新システムを反対するという立場を全国に発信したのは、九州3団体でした。九州の多くの保育園のつながりを深め、広げていくことが今回の力になったと思います。この力を来年の全国合研の成功に向け、あの山笠の「オイサオイサ」のつながりのかけ声とともに明日から手をあげて前進して皆さん、福岡においでください。